2023/02/26
今住んでいる家の家賃は下げてもらえる?
家賃は下げてもらえる?
賃貸住宅でお住まいの場合、できる限り家賃は低く抑えたいと誰しも考える事だと思います。実際に家賃を下げてもらえる場合があるのか、ご紹介したいと思います。
まず、値下げ交渉はできるのかという疑問を持たれと思いますが、交渉は可能になります。最終的に家賃はオーナー様や管理会社が決めることになるので、オーナー様や管理会社から了承を得られれば、家賃は下がります。
家賃の減額交渉については、法律で許可されている事になります。ですので、次に家賃の減額交渉についての法律上の決まりについてご紹介したいと思います。
家賃の減額についての法律上の決まりについて
賃貸住宅の決まり事は、民法、借地借家法、宅地建物取引業法の3つの法律によって決められています。その中で家賃の減額交渉については「借地借家法第32条」で定められています。
「借地借家法第32条」
と、定められています。
簡単に言うと、家賃が不相当となった場合は、家賃が増減されることあるという内容の事が書かれています。
ですので、家賃の値下げ交渉はもちろん可能という事になります。
家賃の値下げ交渉の方法は?
家賃の値下げ交渉は可能なことはお伝えしたと通りです。オーナー様サイドからすれば少しでも高い家賃で借りて欲しいという気持ちはあります。ですので、簡単に家賃の値下げをしてもらえるわけではありません。ですので、交渉には交渉材料と交渉時期が重要になってきます。
交渉材料を用意する
交渉材料が無ければ、家賃の値下げ交渉は難しくなります。ですので、交渉材料を事前に準備しておくことが重要になります。交渉材料として、下記のようなものを準備しておくとよいでしょう。
その① 同じマンション(アパート)内の募集物件を探す。
同じマンション(アパート)内に空き室がある場合は、そのお部屋のインターネット広告で出ている可能性は高いです。もし同じ間取りで、支払っている家賃より安い家賃で募集されている場合は、良い交渉材料となります。ですので、まずは同じマンション(アパート)内で募集されているお部屋があるかどうか調べておくとよいでしょう。
その② 類似物件を探す
同じマンション(アパート)内で空き部屋があり、インターネット広告を出ているケースは稀な方だと思います。その場合は、類似物件を探すことです。なるべくお住まいのマンション(アパート)から近く、築年数、構造、間取り等、お住まいのお部屋と条件が近い物件でお住まいのお部屋より安い家賃の物件の広告が見つかれば、良い交渉材料となります。その際にできれば1つだけではなく2~3件用意できると良いでしょう。
その③近隣相場を証明するもの
上記の「その①」「その②」でも物件を見つけることができなかった場合は、近隣相場はインターネットで簡単に調べることができます。上記の「その①」「その②」に比べると印象は弱くなりますが、交渉材料となり得ます。ですので、インターネットのポータルサイトから、同じエリア、同じ間取りの家賃相場を準備しておくといいでしょう。
その④ 築年数を元に交渉してみる。
その①~③の交渉材料が用意できない場合としては、何年か住んだ後に建物の築年数が古くなっている事を理由として、家賃の値下げ交渉をしてみる事です。建物が古くなればその分価値は下がります。その事を材料として交渉する事です。ですが、建物の築年数が古くなると言っても2~3年程度では差はうまれないのが一般的です。ですので、交渉材料としては、弱くなります。
交渉時期について
交渉材料の次に大切になるのは、交渉する時期です。時期を間違えると良い交渉材料があっても交渉がうまくいかないという事になりかねません。交渉に適した時期についてご紹介したいと思います。
更新時期
オーナー様サイドからすると、なるべく更新して欲しいと考えます。なぜかというと、お部屋が空いてしまうと新しい人を探すための広告費、清掃費用等余計な出費が発生します。また、空いている期間が長ければ、家賃収入は減ってしまいます。それと比較すると更新してもらえれば、更新料は収入として入るし、空室期間は無いという、オーナー様としてはメリットがあります。ですので、そういうタイミングであれば、交渉にも応じてくれる可能性が高くなります。
閑散期
不動産業界の閑散期は夏ごろ(5月のGW明けから9月上旬頃)になります。繁忙期(1~3月)の間は、黙っていても新しい入居者を見つけることができます。ですので、例え居住者が退去してもオーナー様や管理会社からすると痛手は少なくて済みます。ですので、交渉時期としては適していません。反対に閑散期は入居者を見つけるのは難しくなります。場合によっては半年空きのまま、なんて事も起こり得てしまいます。そういった事態をオーナー様も避けたいと考えるので、家賃を下げてでも住んで欲しいと考え、家賃の値下げ交渉に応じてくれる可能性は高くなります。
上記はあくまで目安の時期になりますので、ご参考までにお考えください。
家賃は本当に下がるの?
家賃の値下げ交渉は可能とはお伝えしましたが、実際に下がるかというと、難しくなります。何故かといういと東京都の賃貸市場は値上がり傾向にあります。何故かというと土地の値段が上がっている事と、人口が増えている事が原因になってます。実際に閑散期であってもお部屋探しする方は多く、オーナー様からすると、家賃を下げてまで住んでもらわなくてもいいと考える可能性が高いです。また、何度も交渉するとオーナー様の心証が悪くなる可能性があるので、注意が必要です。
家賃が上がる可能性もある。
家賃の値下げ交渉についてご紹介しましたが、家賃が値上がる事もあり得ます。先述した通り東京都との賃貸市場は値上がり傾向にあります。土地の値段も上がっているので、土地の値段が上がれば公租公課(固定資産税)が上がります。その事を理由に家賃の値上げ交渉が入る可能性もあります。値下げ交渉が可能ならば、値上げ交渉も可能という事になります。値上げ交渉はあくまで交渉になり、協議の上で決まる事になっています。
詳しくは→家賃が値上がりすることがある!?値上がりする場合について
まとめ
家賃が値下がればいいのに・・・と思われる事は多いと思います。筆者も賃貸で住んでいるので、お気持ちはよく分かります。ですが、お伝えした通り東京の家賃は値上がりしています。家賃を値下げをしたいと思っていたのに、逆に上がってしまう事もあります。家賃を下げたい場合は、条件を下げてお部屋を探し直すことが一番簡単な方法になります。更新が一番多い時期になってます。更新をする前に一度相場等を調べてみるのも良いと思います。
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この記事を書いたライター

アブレイズ編集部
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