2022/10/03
知っておきたい!「ZEH(ゼッチ)」住宅!
「ZEH(ゼッチ)」住宅という住宅をご存じでしょうか?
最近、賃貸住宅でも増えている「ZEH(ゼッチ)」住宅について説明したいと思います!
「ZEH(ゼッチ)」住宅とは?
「ZEH(ゼッチ)」住宅とは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
2016年ごろから大手ハウスメーカーなどが「ZEH(ゼッチ)」住宅を取り入れたことで、注目を集めるようになりました。
なぜ「ZEH(ゼッチ)」住宅が注目される理由は?
ZEHが注目される背景には、住宅でのエネルギー消費量の大きさという問題があります。日本国内の全エネルギー消費量の13.8%を住宅が占めています。そこで、住宅での省エネをより進めることができれば、全体のエネルギー消費量にも大きな影響を与えることができます。
省エネを進めるには、使用するエネルギーの量を大幅に減らすことが必要となります!ZEH(ゼッチ)は、家全体の断熱性や設備の効率化を高め、夏は涼しく冬は暖かいという快適な室内環境をたもちながら省エネを目指せます!ですので、暑さや寒さをガマンするというわけでないのです。
「ZEH(ゼッチ)」住宅のメリット
・徹底的な省エネや太陽光発電によって、光熱費を下げることができる
・住宅に蓄電システムを備えれば、停電した時にも電気を供給できるなど、災害に強い家としても力を発揮できる
・温度差のある部屋の間を移動した時に起こりやすいヒートショックのリスクが低減される
などなどのメリットがあります。省エネ、光熱費を下げ、災害に強く、健康面のメリットも期待できます。
「ZEH(ゼッチ)」住宅の政府の取り組み
(資源エネルギー庁HPより)
(2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画における「2030年度以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」、「2030年において新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が設置されることを目指す」という政府目標の達成に向けて、ZEHの普及に向けた取り組みを行っていきます。
平成28年度より、自社が受注する住宅のうちZEHが占める割合(ZEH化率)を2020年までに50%以上とする目標を宣言・公表したハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者、建売住宅販売者等を「ZEHビルダー」として公募、登録し、屋号・目標値等の公表を行ってきました。
更に、2021年度からは、2030年目標の達成に向けて、2020年度のZEHの供給実績に応じて、ZEH化率が50%を超えている場合は75%以上を、50%未満の場合は50%以上を2025年度の目標として宣言・公表した新たな「ZEHビルダー」制度の運用を開始しました。
令和4年3月現在、全国のハウスメーカー、工務店を中心に4,722社がZEHビルダー登録を行っています。
「ZEH(ゼッチ)」は賃貸住宅でもあるの?
まとめ
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アブレイズ編集部
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