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2022/12/24

賃貸物件を解約!~その注意点~



◆賃貸物件を解約したい

年の瀬となり今年も残すところあと少し。

そうなると、増えてくるのが賃貸物件の解約です。

年が明けると賃貸業界は繁忙期、4月の新年度に向けて就職や進学、転勤や転職等々、新生活をされる方が現在の賃貸物件を解約してお引越し先を探し始めます。

そのような中で、この時期によくお問合せいただくのが、「賃貸物件の解約」に関する質問です。

賃貸物件の解約をする際はどのような手続きを行うのかというようなご質問は良くいただきます。

また、賃貸借契約を解約する際は注意すべきことが多くあります。

そんな賃貸借契約の解約について本日はお話していこうと思います。


◆ちょっと待って!解約届を出す前にまず確認したいこと!

「会社都合なので急ぎの転居が必要になった!」と言うような場合は仕方ないのですが、賃貸物件を解約する前に事前に確認しておいた方がよい事項がいくつかあります。

この事項は覚えているか、覚えていないかで、コスト的なダメージが変わってきますので、今すぐ解約を検討しているというような状況ではなくても、一度、重要事項説明書や賃貸借契約書を事前に確認しておくようにしましょう。

ない、他にも契約書で確認すべきことはあります。契約書の確認事項については以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。


賃貸借契約書で確認すべきこと~トラブル回避のために


賃貸物件には解約予告期間がある

賃貸物件を解約する際は管理会社に電話して明日には解約・・・というわけにはいかず、解約予告期間が設定されている場合がほとんどです。

この解約予告期間は1ヶ月前であったり、2ヶ月前だったりすることが多いのですが(もちろん異なる場合もあります)、解約予告期間より前に退去となる場合でも解約予告期間までの賃料や管理費、共益費などの費用がかかりますので注意が必要です。

まず、今の段階で解約予告期間を把握していないという場合は、すぐに重要事項説明書や契約書を確認して、解約予告期間を確認しましょう。

また、この解約予告は契約期間満了時の更新するか、更新せずに解約するか・・・という際にも適用されます。更新時期が近くなった際も早め早めに解約予告期間を把握するようにしましょう。無駄に更新料を支払ってからの解約ということを防げます。

なお、更新せずに解約する場合の注意点については以前に記事にしていますので以下のリンクよりご参照ください。


更新をせずに解約をするときは


短い期間での解約の場合は短期解約違約金の確認を

短期解約違約金とは、短期間での解約の場合に課される違約金のことを言います。

短期間とありますが、1年間だったり、2年間だったりと様々な期間が設定されています。

また、実際に支払うべき違約金は賃料と管理費の1ヶ月分や2ヶ月分などこれも物件によって異なりますし、中には「1年未満での解約の場合、賃料と管理費の2ヶ月分、1年以上2年未満での解約の場合、賃料と管理費の1ヶ月分」と言ったように、その期間によって段階的に設定されている場合もあります。

短期解約違約金は特に初期費用の安い物件に設定されていることが多い傾向にあります。契約時に礼金が0でフリーレントが付いていたなんて場合は必ず短期解約違約金の確認をするようにしましょう。

短期解約違約金については以前に記事にしておりますので、以下のリンクよりご参照くださいませ。


短期間での解約に注意!短期解約違約金とは?


解約月の家賃が日割とならない物件もある

通常は月の途中で解約する場合の家賃や管理費は日割り計算となると把握していることが多いでしょう。

しかし、あまり数は多くはないのですが、解約月の家賃や管理費が日割にならず、月割りとなる物件もあるのです。

月割りとは、日割をしないので、要は解約月分は丸々の家賃などを支払わなければならないということです。

このような場合は、月末付けで解約をしないと、無駄な家賃が発生してしまうので、必ず把握しておいた方がよい事項となります。


◆解約する際の手続き

賃貸物件の解約の際には解約届と言った書類を貸主や管理会社に提出する必要がある場合が多いです。

最近でこそ、webやメールなどで受け付けてくれることも増えてきたのですが、今でもFAXや郵送で送付する必要のある場合もあります。

なお、webやメールであっても、FAXや郵送であっても原則としては解約届が相手方に到達して初めて受付されたことになるので、その時間のブランクも考える必要があります。

今日が解約期限で急に解約の手続きをするのではなく、解約が決まったらなるべく早めに管理会社に連絡して指示に従うようにしましょう。


◆解約前に退去立会いを行うことが多い

退去する際はお部屋からすべての荷物を移動させて、鍵を返却して終わりという場合もあるのですが、退去時に貸主や管理会社やその委託する会社による立ち合いがある場合がほとんどです。

これは、退去時に行う原状回復工事のために、お部屋の状況をチェックし、汚損や破損があった場合は借主負担になるかどうかを判断するために行われます。

退去立ち合いのためのスケジュールを調整する必要がある場合もありますので、事前に管理会社に相談しておくとよいでしょう。

なお、退去時にかかる費用や退去清算や東京ルールについては以前に記事にしていますので以下のリンクよりご参照くださいませ。


退去時にかかる費用は?~知っておいた方が良い退去清算


東京ルール(賃貸住宅紛争防止条例)とは?


◆鍵はきっちりと準備しておこう

解約時には賃貸物件の鍵を全て返却しなければなりません。

もし万が一、鍵を紛失してしまって1本でも足りない場合は借主負担でシリンダーの交換ということになってしまう場合がほとんどです。

また、引っ越しの際のバタバタで鍵を紛失してしまうなんてこともありますので、解約が決まったら、物件の鍵の本数を必ず確認し、普段使うもの以外はまとめて管理しておくようにしましょう。

退去の立ち合い時に「鍵を引越し先に持って行ってしまいました!」や「引っ越しのバタバタで鍵を紛失してしまいました・・・」という方は結構多くいますので、注意が必要です。

なお、鍵の紛失については以前に記事にしておりますので以下のリンクよりご参照ください。


鍵の紛失に注意しよう!


◆まとめ

本日は賃貸物件の解約についてお話ししました。

これからの季節、賃貸物件の解約が増えてくる季節です。

ぜひ、少しでも無駄の無いように上記の手続きや注意点、事前の確認事項をチェックしてから解約の手続きを行うようにしてくださいね。

なお、お引越しの際はぜひ、アブレイズコーポレーション東京駅本店までお問い合わせいただけますと幸いです。

皆様のお部屋探しのために全力でサポートいたします!


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