2025/10/02
賃貸物件の原状回復トラブルを防ぐ!知らないと損するルールと対策
こんにちは!アブレイズコーポレーション渋谷駅前支店です!
お部屋を借りるとき、そして退去するときに必ず出てくるのが「原状回復」という言葉。聞いたことはあるけれど、実際にはどこまでが借主の責任で、どこまでが貸主の負担なのか、曖昧なまま過ごしている方も多いのではないでしょうか?
実は、この「原状回復」の認識のズレが、退去時のトラブルの大半を占めています。今回は、よくある誤解や具体的な事例を交えながら、原状回復の正しい考え方とトラブルを防ぐためのポイントを解説いたします!
1. 原状回復の本当の意味とは?
「原状回復」と聞くと、「入居前とまったく同じ状態に戻さなければならない」と思う方が少なくありません。
しかし実際には、国土交通省が発表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、**“自然な経年劣化や通常使用による消耗は借主の負担にはならない”**と明確に示されています。
つまり、時間の経過や普通の生活の中で避けられない傷み(壁紙の色あせ、畳のへたり、床の日焼けなど)は借主が払う必要はないということです。
一方で、故意や過失による損耗(飲み物をこぼして放置したシミ、タバコのヤニ、カビを放置したことによる広がりなど)は、借主が責任を負うべき範囲に含まれます。
2. よくある誤解とその真実
原状回復にまつわる誤解は少なくありません。代表的なものを整理してみましょう。
誤解① 壁紙の日焼けも入居者負担?
→ 真実:自然な日焼けや変色は貸主負担
窓際の壁紙やカーテンが色あせるのは通常の使用によるもの。入居者の責任ではありません。
誤解② クリーニング費用は全額借主負担?
→ 真実:基本清掃は貸主負担、特別清掃は借主負担
入居者が退去時に全額負担するわけではありません。通常のハウスクリーニングは貸主が負担し、ヤニ汚れや油汚れなど特別な清掃が必要な場合に限り、借主に請求されます。
3. 退去時に実際に請求されやすい費用
では、どんなケースで入居者が費用を負担することになるのでしょうか?代表的な事例を挙げてみます。
タバコのヤニ汚れ:壁紙や天井にまで染みついたヤニは通常清掃では落ちないため、壁紙の張り替え費用を請求されるケースが多いです。
カビの拡大:換気不足や水漏れを放置したことによるカビは、入居者の管理不足とされる場合があります。
ペットによる損傷:ひっかき傷、フローリングの変色、臭いなどは借主負担になるのが一般的です。
過度な釘や穴:画びょう程度なら問題ないことが多いですが、大きなネジ穴や石膏ボードを貫通するような損傷は修繕費の対象です。
4. 請求されないケースもある!
一方で、「これって請求されるの?」と不安になりがちな事例もありますが、多くは貸主の負担になるケースです。
壁紙や畳の自然な変色や劣化
建具やドアノブの使用による緩み
設備の寿命による故障(エアコン、給湯器など)
こうした部分まで請求されてしまう場合は、ガイドラインに反している可能性があります。
5. 契約時からできるトラブル回避の工夫
原状回復でトラブルを避けるためには、退去時だけでなく入居時からの準備が大切です。
入居時チェックを必ず行う
壁や床の傷、設備の不具合などを写真に残しておきましょう。後で「入居者がつけた傷」と誤解されるのを防げます。
契約書の特約を確認
「ハウスクリーニング費用は入居者負担」と明記されている場合もあります。契約前に必ず確認しましょう。
家具の下に保護材を敷く
フローリングの傷防止に有効です。100円ショップで手軽に手に入るのでおすすめです!
換気を習慣化
カビ防止は日常の工夫次第。結露を放置せず、小まめに換気や除湿を行いましょう。
6. 敷金と原状回復の関係
敷金は、原状回復費用や未払い家賃などをカバーするための「保証金」のような役割を果たします。
退去時には、必要な修繕費を差し引いた残額が返金される仕組みです。
ただし、敷金を超える修繕費が発生した場合は、追加請求されることもあります。逆に修繕費が少なければ、敷金の多くが戻ってきます。
「全額戻ってくる」と思い込むとギャップが生じやすいため、事前に理解しておくことが大切です。
7. まとめ:原状回復は「借りたものを大切に使う」意識が鍵
原状回復をめぐるトラブルは、入居者と貸主の「認識のズレ」が原因となることが多いです。
自然な劣化は貸主負担
故意・過失による損耗は借主負担
この基本を押さえ、契約書の確認や日常のちょっとした工夫を心がければ、余計な費用を請求されるリスクを減らせます。
「借りたものを大切に使う」というシンプルな心がけが、結局は一番のトラブル予防になるのです。
快適なお部屋探しと安心できる賃貸生活を送るために、ぜひ今回のポイントを役立ててみてください!
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この記事を書いたライター

アブレイズ編集部
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