2025/12/14
引っ越し繁忙期(1〜3月)に“得する”部屋探し術
〜焦った人から損をする?賢い人の引っ越し攻略法〜
1月から3月。
不動産屋が一年でいちばん忙しくなる季節です。
「春から新生活!」
「異動が決まった!」
「進学・就職で上京!」
街には希望と段ボールがあふれ、不動産ポータルサイトは毎日“新着物件”でお祭り状態。
ただし、この時期の部屋探し。実は何も考えずに動くと、かなり損をします。
でも大丈夫。
繁忙期でも、ちゃんと“得する人”はいます。
今回は、引っ越しシーズン真っ只中でも使える
「賢く、楽しく、ちょっとズルい部屋探し術」を紹介します。
① 繁忙期=「選べない」は半分ウソ
よく聞きますよね。
「繁忙期はいい物件がすぐなくなる」
「妥協しないと決まらない」
たしかに、動きは早いです。
でも裏を返せば、物件の入れ替わりも激しいということ。
・昨日まで空いてなかった部屋が急に出る
・キャンセルで復活する
・内定辞退で3月にポロッと空く
こういう“突然のチャンス”が多いのも繁忙期。
ポイントは、
「一回見て終わり」じゃなく、短期間で何度かチェックすること。
部屋探しは根気ゲー。
早押しクイズではありません。
② 家賃交渉は「ダメ元」でOK
繁忙期に交渉なんて無理でしょ?
そう思ったあなた、半分正解で半分不正解。
たしかに、
・超人気エリア
・駅近
・築浅
このあたりは強気です。
でも、
・少し駅から遠い
・築年数が経っている
・似た物件が周囲に多い
こういう部屋は、意外と交渉の余地あり。
おすすめの一言はこれ。
「もし可能なら、家賃か初期費用、少しだけ相談できますか?」
強く言わない。
詰めない。
お願い口調。
これだけで、
・家賃2,000円引き
・フリーレント1ヶ月
・仲介手数料割引
が出てくること、普通にあります。
言わなきゃゼロ。
言えばワンチャン。
これ、人生の真理です。
③ 「即決してください」は一度深呼吸
内見後によくあるセリフ。
「今日決まらないと、他の方が…」
「さっきも問い合わせが…」
はい、来ました。
繁忙期名物・即決プレッシャー。
もちろん、本当に人気のこともあります。
でも全部が全部、本気の“ラスト1部屋”ではありません。
そんなときは、こう返しましょう。
「一晩考えて、明日必ず返事します」
これで消える物件なら、縁がなかっただけ。
焦って決めた部屋ほど、あとで家賃明細を見てため息が出ます。
引っ越しは短距離走じゃなく、長距離戦です。
④ 1〜3月こそ「条件の優先順位」が命
繁忙期でいちばん大事なのはこれ。
全部を叶えようとしないこと。
・駅徒歩5分
・築浅
・南向き
・独立洗面台
・オートロック
・安い家賃
……それ、人気俳優です。
おすすめは、条件を3つに分けること。
絶対必要
例:家賃上限、通勤時間、エリア
できれば欲しい
例:バストイレ別、2階以上
なくてもいい
例:築年数、設備の新しさ
これを決めておくと、
不動産屋さんとの会話が一気にスムーズになります。
「全部微妙」より
「ここは最高、ここは妥協」
のほうが、満足度は高いです。
⑤ 狙い目は「2月後半〜3月中旬」
意外かもしれませんが、
この時期、掘り出し物が出やすいです。
理由はシンプル。
・3月末までに決めたい大家さん
・キャンセル物件
・急な転勤・辞退
「もういいや、少し条件下げようかな…」
そんな人が増える時期だからこそ、
逆に冷静な人が得をします。
繁忙期の終盤は、
不動産屋さんも正直です。
⑥ 引っ越し費用は「部屋以外」も要注意
最後に大事な話。
引っ越しでお金がかかるのは、
家賃と初期費用だけじゃありません。
・引っ越し業者
・家具家電
・カーテン
・ネット工事
特に引っ越し業者は、
繁忙期は料金が跳ね上がります。
可能なら
・平日
・時間指定なし
これだけで数万円変わることも。
「日付をずらす」
それだけで得するなら、やらない理由はありません。
まとめ:繁忙期は“情報と冷静さ”が武器
引っ越し繁忙期は、たしかに大変です。
でも、
・焦らない
・条件を整理する
・ダメ元で聞く
・少し引いた目で見る
これができれば、
ちゃんと“得する部屋探し”はできます。
新生活は、住む場所でだいたい決まります。
せっかくなら、
「まあまあ」じゃなく「わりと満足」な部屋で始めましょう。
段ボールに囲まれながら、
「この部屋にしてよかったな」と思えたら大成功です。
応援しています。
良い引っ越しを!
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この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
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