賃貸住宅！お部屋のインターネット回線について

お客様からよくいただくご質問の中に「インターネットについて」がございます。
今回はお部屋に繋がれているインターネット設備について説明したいと思います。

インターネットとは？

世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワークです。ではそのインターネットにどのような種類があるのかをお伝えしたいと思います。

光回線

光回線とは、光ファイバーを建物内に引き込む形式になります。光回線には、集合住宅タイプと戸建てタイプがあります。

集合住宅タイプ：MDF室という外部に通じる通信回線をすべて収容し、集中的に管理する集線装置から各住戸に配線するタイプになります。

戸建てタイプ：電柱から直接お部屋にインターネットを引き込むタイプです。この場合、建物の高さはおよそ３階まで可能となり、４階以上のお部屋には引き込めない場合が多いです。

特徴：通信速度が安定している、提供エリアが広い、

種類：フレッツ光、NURO光、AU光　など

ADSL

ADSLは従来の固定電話回線を利用して、インターネット回線を使う形式になります。電話回線を利用するため、引き込み工事は必要はありません。ですので、どちらのお部屋であっても使用は可能になります。ですが、電話加入権が必要になる場合が多いので、別途、電話加入権代金が発生します。

特徴：NTT局舎からの距離やノイズにより、通信速度が低下することがある

種類：Yahoo! BB　など

CATV回線

CATV(ケーブルテレビ）回線とは、CATV（ケーブル）の回線を利用して、インターネット回線を使う形式になります。ですので、CATVの受信可能エリア（物件）であれば、引き込む事ができます。

特徴：通信速度は選択できる事が多い

種類：ＪCOM　など

モバイル通信

携帯電話回線を利用して、インターネット回線を使う形式になります。ですので、携帯電話の受信可能エリアでしたら、インターネットを利用することができますし、引き込み工事も必要ありません。

特徴：コンセントに差すだけで使用可能

種類：SoftBank Air　など

賃貸賃貸住宅の場合はどれになる？

インターネットの種類についてはご紹介したとおりですが、賃貸住宅の場合はどの回線を利用するかといいますと、「物件によって違います！」という回答になってしまいます。実際にインターネット引き込みありと、図面や契約書等に記載があっても、どのタイプ回線までは記載されていないケースがほとんどです。ですので、お住まいになろうとするお部屋が決まった場合は、どの回線を利用できるのか確認をしておくことをお勧めいたします。多くは光回線かCATV回線のどちらかになるケースです。

インターネット無料物件とは？

インターネット無料物件では、インターネットの使用料が無料になる物件のことです。先述した通り、インターネット回線には種類があります。どの種類のインターネット回線を利用して無料になるのかは、物件によって違います。一般的には、光回線かCATV（ケーブルテレビ）回線のどちらかを利用する場合が多いです。ですが、当然ですが、確認は必要になります。またここで注意したいのは、インターネット無料となっていても基本プランは無料でも速度を上げたい場合は有料になる場合もあります。

次に回線は有線なのか、Wi-Fiなのかについてご紹介したいと思います。

有線

インターネット回線を利用する場合に、有線での接続可能な場合があります。この場合はモジュラージャックに線をつないで、パソコンなどに接続する場合です。Wi-Fiを利用したい場合は、ルーターを準備する必要があります。インターネット利用料の場合でも有線での接続可能な場合になります。

Wi-Fi（無線）

Wi-Fiが既に接続されている（ルーターが埋め込み式）の場合は、お部屋の配線板のところにWi-FiのID/PWが記載されている場合や、別途、Wi-FiのID/PWを教えていただけるケースがあります。この場合はルーターの準備など必要な作業が無いため、ご入居後すぐにインターネットを利用することができます。

インターネット無料ではない場合

インターネット回線は引きこまれているが、インターネット利用料が無料ではない場合は、光回線での場合でも、CATV回線の場合でも、プロバイダーとの契約をしなくてはなりません。まずはお部屋の回線の種類を確認する必要があります。

新しく引きたい場合

お部屋に既にインターネット回線が引きこまれている場合、新しい回線を引きたいというご要望をいただくケースが多くあります。その場合は、回線の種類ごとに違いますので、それぞれ説明したいと思います。

光回線・集合住宅タイプ

光回線が既に引きこまれているマンションの場合、基本的には新に回線を引く事はできないのが、原則です。例えば、フレッツ光が引きこまれている物件に、NURO光を引き込みたい（また逆の場合も）などがそれにあたります。何故かとうと既にマンションにはMDF室という集線装置が既存のもので埋まっているため、新しい回線を引きたい場合マンション全体の回線を変更する必要があり、一部屋の都合で変えるというのは難しいからです。

ですが、光回線をCATV回線に変更したい場合等は、オーナー等の許可を得られれば、引き込む事は可能になります。

光回線・戸建てタイプ

このタイプの場合、お部屋毎に回線が引き込みがあるケースが多いため、新たに回線を引き込みたい場合、オーナーから許可を得られれば、新しい回線を引き込む事は可能です。ただしオーナー等の許可が得られるという保証はありません。勝手に工事を行った場合、契約違反として損害賠償請求を受ける可能性があるので、ご注意なさってください。

CATV（ケーブルテレビ）タイプ

このタイプはCATV回線を利用しているため、光回線を引き込むことはできる場合と、できない場合があります。建物が低層（１～３階）の場合は、オーナー等の許可が得られれば、光回線・戸建てタイプを引き込むことはできます。ですが、４階以上のお部屋となると、引き込めない場合ほとんどです。その場合は、光回線の利用が難しくなるため、引き込まれている回線を使うか、モバイル回線を利用するという方法になります。

まとめ

いかかでしたでしょうか？今回はインターネット回線を簡単に説明させていただきました。インターネット回線は種類が多くお部屋毎に違いますので、詳しくは気に入ったお部屋毎に調べる必要があります。

また、インターネット利用料無料＝速度が遅い！というイメージを持たれている方もいらっしゃるようですが、一概にそんな事はないです。利用方法にもよりますが、動画を視聴する、WEB会議をする程度でしたら、カバーできるお部屋が多い印象です。

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