2022/11/25
設備トラブルが発生した際の対処について
◆設備トラブルはいつ起こるかわからない
そろそろ年末に近づいてきました。
年末年始は連休でお休みという方も多くいらっしゃるかと思います。
特に年末年始のお休みは帰省やどこかに出かけるという方もいらっしゃるでしょうが、逆に年末年始は家でゆっくりと過ごすという方もいらっしゃるでしょう。
そのような中で、水漏れやエアコンの故障、お湯が出ない、鍵の紛失などなど、お部屋や賃貸物件の設備不良やトラブルというのは大型連休だからと言って待っていてくれているわけでは当然なく、いつ起こるかわかりません。
そのような設備トラブルなどの緊急事態が発生してしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
本日は、設備トラブルが発生した際、どのように対処すれば良いのかについてお話ししていこうかと思います。
◆管理会社に連絡をする
設備不具合などの緊急事態が発生した場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。
まずはその物件の賃貸管理会社に連絡をすることが必要です。
賃貸管理会社の連絡先は賃貸借契約書や重要事項説明書などの書類に記載されています。
重要事項説明書などに「賃貸管理会社」や「専有部分の管理の委託先」というような記載があったばあい、そこに記載されている会社が賃貸管理会社となっています。
なお、契約前の重要事項説明の際には賃貸管理会社についても説明がなされるかと思いますので、把握しておくのはもちろんですが、できることなら連絡先をお部屋のわかりやすい場所に掲示しておく、携帯電話に登録しておくなどの対処をしておくと何か起きた時にスムーズに対応ができます。
なお、賃貸管理会社については以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
◆24時間対応窓口に連絡する
賃貸管理会社がお休みで不通という場合はどのようにすれば良いのでしょうか。
賃貸管理会社では、お休みや夜間などに緊急時事態が発生した場合にも対応ができるように24時間緊急窓口を設けている場合が多くあります。
よく、初期費用の中に「24時間緊急サポート」や「安心サポート」と言った費用が含まれている場合が多いですが、そのような費用というのはこの24時間緊急時窓口に対する費用となっており、緊急時にも対応できるようになっているのです。
また、大手デベロッパーさんの関連会社が管理する物件には無料でそのような緊急時窓口が設置されている場合があります。
このような24時間緊急窓口では、緊急事態が発生した際に対応業者を手配したり、取り急ぎ一次対応をしてくれたりしてくれることが多いようです。
しかしながら例えば、部品を交換しないと直らないという場合などは時間がかかってしまうこともあるのでそのような点は予め頭の隅に置いておいた方が良いでしょう。
なお、このような24時間緊急窓口についても契約時に連絡先やパンフレット等が手渡されるので、必ず把握しておくようにしましょう。
賃貸管理会社の連絡先と同様に、わかりやすい場所に掲示しておいたり、携帯電話に登録しておくと良いでしょう。
◆主な設備不良トラブル
次に賃貸物件で多い設備トラブルについて見ていきましょう。
エアコンの故障
まず多いのがエアコンのトラブルです。
夏場の暑い時期はもちろん、冬場の寒い時期もエアコンは大活躍かと思いますが、エアコンに不良が起きてしまうと、夏は暑い中での生活、冬は寒い中での生活を余儀なくされてしまいます。
エアコンは日頃のメンテナンスが大切な設備です、フィルターの掃除や、室外機のドレンホースの清掃が必要となりますので、日頃から掃除をするようにしましょう。
また、トラブルが起きてしまった場合に自分でできる一次的な対処法もあります。
これらは以前にも記事にしていますので、以下のリンクから詳細をご参照ください。
お湯が出ない
次に多いのがお湯が出ないというトラブルです。
これは給湯器の故障や寒さで給湯器が凍結して起こるトラブルが多いです。
給湯器の故障はお湯の温度が安定しなかったり、なかなかお湯が出ないなど故障する前兆がある場合があるので、日頃から何かおかしいなと思ったらすぐに賃貸管理会社に連絡するようにしておくと良いでしょう。
また、給湯器の凍結も寒い冬の時期には起こりうるトラブルのひとつです。
給湯器は供給数が足りていないという報道もあったりと、交換が必要な場合などに納品までに時間がかかる場合があるので日頃から気をつけたいところですが、もし万が一給湯器に不具合が発生した場合、給湯器のコントローラーにエラーコードが表示されることが多いので、エラーコードを確認し、説明書でそのエラーに対する対処法を確認しましょう。
なお、給湯器や給湯器の凍結については以前に記事にしているので、以下のリンクよりご参照ください。
鍵の紛失・閉じ込め
鍵の紛失や閉じ込めも連休中に起こりうるトラブルのひとつです。気をつけていれば問題はないのかもしれませんが、賃貸管理会社でも多く受け付けるトラブルです。
そのため、上述の24時間緊急窓口などでも提携の鍵業者さんなどを用意するなど対応ができるようにしていることが多いです。なお、現在の最新のディンプルキーなどは鍵の専門業者であってもなかなか解錠することが難しいパターンもあり、その場合は最悪、鍵を壊す「破錠」での対応となる場合もあります。
なお、鍵の紛失や閉じ込めで発生した対応費用やそれに伴うシリンダーの交換費用は借主負担となりますので注意しましょう。
なお、鍵に関するトラブルについては以前に記事にしていますので以下のリンクよりご参照ください。
水漏れ
上記でいくつかのトラブル事例をあげてきましたが、一番厄介なのが水漏れです。
天井から水漏れしてくる、壁から水漏れしてくるなど、様々なシチュエーションがありますが、水漏れをする理由というのは、雨が屋上や外壁のクラックなどから染み込み侵入してくるパターンや、上階にて大量の水をこぼしてしまったり、洗濯機のホースが外れてしまったという要因や上階の給水管、配水管の破損による要因など、水漏れが起こる原因というのは多岐にわたります。
純粋に上階の方が水をこぼした、洗濯機のホースが外れているのに気づかなかったという原因の場合は、上階の方が対処すれば水漏れは止まりますが、屋上や外壁のクラックや上階の給排水管の破損による水漏れの場合は、その原因を直さないと水漏れが止まることはありません。上階の給水管の破損が原因の場合は上階の水道の元栓を閉めてしまえば一時的に水漏れは止まりますが、水漏れの根本的解決に関してはどうしても時間がかかってしまう場合があります。
まずは水漏れしている箇所の水を受けるためのバケツを置くようにしましょう。バケツがなく、水量が少ないようであれば洗面器や風呂桶で取り急ぎ水を受けるようにして、管理会社や24時間緊急窓口に連絡して対処を依頼しましょう。
◆日々のメンテナンスが重要
エアコンなどは上述でもエアコン内部のフィルターを定期的に清掃する、室外機のドレンホースに泥やごみが詰まらないように定期的に確認してきれいにするというのはエアコンの故障を防ぐために大切です。
また、他にも排水口や換気扇のフィルターなどなど、住宅設備は取扱説明書を確認し、定期的にメンテナンスし、きれいな状態を維持しておくことが設備不良を防ぐことに繋がります。
また、年末年始のお休みにはお部屋の大掃除をするという方も多くいらっしゃるかと思いますが、そのような時に一緒に設備のメンテナンスも行ってしまうのがオススメです。
なお、設備のメンテナンスについては以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
◆まとめ
本日は設備トラブルが発生してしまった場合の対処についてお話ししました。
「連休中に設備トラブルが起こるなんて最悪!」というパターンを少しでも防ぐために日頃の清掃やメンテナンスをしっかりと行い、また、それでも起きてしまった緊急事態に備えるため、賃貸管理会社の連絡先や24時間緊急窓口の連絡先というものはすぐにわかるようにしておきましょう。
緊急事態が発生したのに、まずは連絡先を探すところから始める・・・なんていうことになってしまったら場合によっては被害が広がってしまうこともあります。
まずは何かが起きてしまった場合に備えて準備しておくことが大切ですね。
アブレイズコーポレーション東京駅本店では重要事項説明の際に、賃貸管理会社の記載についても説明させていただいております。「このような場合はどこに連絡すればよいの?」といったご質問にもお応えしておりますので、ご不明点などございましたらお気軽にご相談下さいませ。
東京で賃貸物件をお探しの方は、仲介手数料半額・仲介手数料無料で初期費用が安いアブレイズコーポレーションまでお問い合わせください!
お問合せ・ご相談はLINEでも受け付けております!
この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
アブレイズ・コーポレーション編集メンバーが不定期で更新します。不動産界隈の最新ニュース・物件更新情報・アブレイズ・コーポレーションからのお知らせやお部屋探しに役立つ情報をわかりやすく紹介します!