2022/11/12

東京駅の魅力

◆東京屈指のターミナル東京駅

東京駅はJR東日本の東北新幹線（上越新幹線、北陸新幹線、北海道新幹線、山形新幹線、秋田新幹線と直通）、東海道線、中央線、宇都宮線、高崎線、常磐線（上野東京ライン）、横須賀線、山手線、京浜東北線とJR東海の東海道新幹線、さらには東京メトロ丸の内線が乗り入れ、その規模はもちろん、1日の発着本数も約3000本と東京でも屈指のターミナル駅となっています。

私たちアブレイズ・コーポレーション東京駅本店もその名の通り、東京駅を最寄駅としています。

◆他のターミナル駅との違い

「東京駅よりも新宿駅の方が乗降人員が多いんじゃないの？」と仰る方、確かにそうです。

JR東日本の乗降客数で見ると、新宿駅、池袋駅、横浜駅に次ぐ第4位となっています。

新宿駅や池袋駅、渋谷駅といった他のターミナル駅と決定的に異なる点があります。

それは、東京駅を起点としている路線で、東京駅から日本の33都道府県に乗り換えなしで行けるという点です。

また、東京駅は高速バスや夜行バスの拠点ともなっており、各方面への高速バスや夜行バスが運行されています。

東京駅八重洲口にはこのバスターミナルの再編が行われており、第一期部分開業が9月に行われました。これは以前に記事にもしているので以下のリンクよりご参照下さい。

新宿駅や池袋駅はあくまでも首都圏近郊をメインとしたターミナルですが、東京駅は新幹線の各路線が集まっているということもあり、交通連接拠点としての意味合いが強いです。

そのため、他のターミナル駅と比べて旅行者やビジネスマンが多い傾向にあります。

バスターミナル東京八重洲が開業します！

◆歴史が物語っている

何より東京駅のターミナルとしての重要性は歴史が物語っています。

1889年に東海道本線が神戸まで開通した際、新橋駅と当時、日本鉄道が東北方面への起点としていた上野駅を結ぶ鉄道の建設が計画されました。

1896年の帝国議会でこの新線の途中に中央停車場を建設することが可決され、1914年（大正3年）12月20日に東京駅として命名され開業しました。

皇居の目の前に開設され、主に戦前は各国の要人などの来訪もあり、まさに東京の玄関口として機能していました。

なお、丸の内口の赤レンガの東京駅駅舎は皆さんご存知かと思いますが、駅舎は辰野金吾と葛西萬司が設計し、天皇陛下も利用するシンボルとして設計され、重厚感ある佇まいは太平洋戦争末期の東京大空襲での消失を経て復元され、今でもその威容を誇っています。

◆エキナカが充実

現在でも新幹線や各在来線の起点として多くの旅行者やビジネスマンを迎え送る東京駅はエキナカが充実しています。

JR東京駅の改札内にはグランスタというエキナカ商業施設があり、お土産物屋さんや飲食店、雑貨店など豊富なラインナップとなっています。

お土産物屋さんは定番のものからグランスタでしか買えないもの、JR東日本らしくSuicaのペンギンのグッズを販売するお店などバリエーションに富んでいるほか、飲食店も色々と揃っている印象です。エキナカにラーメン店が3店舗も営業している駅も東京駅ぐらいしか知りません（食べに行きたい）。

特筆すべきは「駅弁屋　祭」で、全国各地の有名駅弁を購入することが可能です。その取り扱いは時期によって変わるので飽きることもなく、私もついつい覗いてしまいます。

◆駅周辺も面白い

東京駅を中心に丸の内側には丸ビル、新丸ビル、KITTEなどのビルが、八重洲側には大丸、八重洲地下街（通称ヤエチカ）などがあり飽きることがありません。

私個人のオススメとしては八重洲口側ほ東京駅1番街にある東京ラーメンストリート。こちらでは各地の有名ラーメン店があり、食べたいラーメンがすぐ見つかります。また、上述のヤエチカにも東京ラーメン横丁がオープンし、こちらでも各地のラーメンがいただけます。さらには、KITTEの中にも有名ラーメン店の支店などがありまさに東京駅はラーメン天国。ラーメン好きにはたまらない街なのです。

また、東京駅丸の内北口前にある丸善丸ノ内本店。こちらも私のおすすめの本屋さんです。

丸善といえば梶井基二郎の小説、『檸檬』で爆弾にみなしたレモンか置かれる場面で登場する歴史ある本屋さんです。

丸善は品揃えが素晴らしいほか、ゆっくりと本を選べるように工夫されており、ついつい長時間滞在してしまうこともしばしば。

本好きの方にはオススメです。

なお、八重洲口側は現在、再開発の真っ最中。街並みも日々変貌を続けています。八重洲の再開発については以前に記事にしているので、以下のリンクをご参照ください。

どう変化する？八重洲の再開発！