2022/07/11
【不動産豆知識㉔】更新時の家賃値上げの通知に関して、交渉や拒否はできるのか?
家賃値上げになる理由
土地・建物の価値の上昇
住んでいる地域や駅前などで再開発が行われた影響で、土地や建物の固定資産税が増税した場合、家賃の値上げをすることが可能となります。
物価の上昇
国内物価が上がった場合、現在の家賃が適正ではないとされ家賃の値上げが可能となります。
物価が上がるということは、お金の価値が下がるということになるため、物件の価値よりも価格が安いと判断されます。
周辺の家賃相場と比べて安い
周辺の物件で間取りや築年数などを比較し、極端に家賃が安くなってしまっている場合、家賃の値上げが可能となります。
家賃の値上げに関する交渉・拒否は可能?
法律上、家賃の値上げは認められていますが、両者合意のない場合は成立しません。
そのため、家賃の値上げに納得がいかない場合は、交渉や拒否することは可能となります。
しかし、頑なに拒否をしたり連絡を無視してしまうのはトラブルにもなりかねない為、しっかりと話し合うようにしましょう!
もちろん、オーナー側も正当な理由で家賃の値上げをしているはずです。
正当な理由なのか値上げを求められた際は、先程お話した3つの理由を確認してみてください!
交渉不成立の場合でも住み続けることはできる?
交渉が不成立になった場合や更新までに話がまとまらない場合でも、基本的に値上がり前の家賃を払い続けていれば住み続けることは可能です。
また、交渉不成立になった後にオーナーから新賃料以外は受け取らないと拒否された場合は、国家機関である供託所へ従来の家賃を預けることによって、家賃の未払いを回避できます。
逆に言うと交渉不成立だから家賃を払わないとなると、家賃滞納となり強制退去となってしまいますので、家賃は必ず払いましょう!
強制退去に関しては下記ブログをご覧ください(∩´∀`)∩
↓ ↓ ↓
【不動産豆知識⑯】契約違反をしたら本当に強制退去させられてしまうの?
家賃交渉時のポイント!
家賃値上げの根拠となる資料の提示
家賃の値上げが正当なものなのか、固定資産税増加の場合は数年分の資料をオーナー側が判断する際に使用したデータや資料などを提示してもらいましょう!
また、周辺の類似物件との価格違いに関しては、賃貸物件検索サイトなどで比較してみましょう!
交渉の選択肢を増やす
家賃の交渉だけをしていても、話し合いがまとまらない場合もあります。
そう言った時に、交渉の選択肢を増やしておくと、違った方向で交渉が成立する場合もあります。
例えば、値上げの時期を延ばしてもらう交渉や、家賃の値上げに同意する代わりに更新料をなしにしてもらう交渉など、交渉の仕方ひとつで別の道を開ける可能性もあります。
感情的にならない
感情的になって交渉へ臨むと、伝えたいことも相手に伝わりません。
対応次第で家賃の値上げ回避ができるかできないかも変わる可能性もありますので、まずは、感情的にならず交渉時は柔らかく落ち着いて話し合いをするよう心がけましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
交渉不成立だからと強制的に退去になるわけではありませんが、家賃を払わないとなると話が変わってきてしまいますので、契約時で決められている家賃は必ず支払いましょう!
また、中には不当な理由で家賃をあげられている可能性もなくはないので、家賃値上げの通知が来た際には、資料の提示を求め交渉へと進めてください。
交渉時のコツとしては、「感情的にならない」というところが一番ポイントになりますので、冷静に落ち着いて柔らかい態度で臨むことをおすすめします(*^^*)
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この記事を書いたライター

アブレイズ編集部
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