2025/08/16

駅チカVS静かな住宅街。20代の一人暮らしに向いているのはどっち？

東京で一人暮らしを始めるとき、誰もが悩むのが「立地選び」。

特に人気が分かれるのが、駅から近い便利なエリアに住むか、それとも少し離れた静かな住宅街に住むかという点です。どちらにも魅力と注意点があり、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことがとても大切です。今回は、20代で新生活を始める方に向けて、それぞれの特徴を整理してみました。

駅チカに住むメリットとデメリット

まずは、駅から徒歩5分以内の「駅チカ物件」。人気が高く、物件数も限られているため、早い段階で埋まってしまうことが多いエリアです。

💮駅チカのメリット💮

• 通勤・通学がラク

　都内で働く20代にとって、朝の通勤時間は大きなストレス。駅チカならギリギリまで寝られるうえ、満員電車に乗る時間を少しでも短縮できます。

• 夜遅く帰っても安心

　暗い住宅街をできるだけ通らずに帰れることができ、人通りも多いので、特に女性の一人暮らしでは安心感につながります。

• 生活の便利さ

　コンビニやスーパー、カフェやドラッグストアなど生活施設が集中しているのも大きな魅力です。

⚠️駅チカのデメリット⚠️

• 家賃が高め

　同じ広さ・築年数の物件でも、駅からの距離が近いだけで1〜2万円高いことも珍しくありません。

• 騒音や人通り

　電車の走行音や駅前の人混み、飲食店のにぎやかさなど、静かに暮らしたい人には不向き。

• 間取りや広さが限られる

　ワンルームや1Kなどコンパクトな間取りが多く、広さを重視したい人には物足りないことも。

静かな住宅街に住むメリットとデメリット

一方で、駅から徒歩10分以上の落ち着いた住宅街エリア。少し歩く必要はありますが、その分、環境やコスト面での魅力があります。

💮住宅街のメリット💮

• 静かで落ち着いた暮らし

　交通量や人通りが少ないため、夜も静かに過ごせます。自宅でゆっくり過ごしたい人や、在宅ワーク中心の人におすすめ。

• 家賃が比較的リーズナブル

　駅からの距離があるだけで、同条件でも家賃が下がることが多いです。その分、広めの間取りや築浅の物件を選べる可能性も。

• 生活リズムが整いやすい

　繁華街から少し離れることで、自然と規則正しい生活になりやすいのもメリット。

⚠️住宅街のデメリット⚠️

• 駅までの距離がネック

　雨の日や荷物が多い日は徒歩10分以上が負担に感じることも。

• 夜道の不安

　人通りや街灯が少なく、特に帰宅が遅くなりがちな人には注意が必要。

• 生活施設が限られる

　コンビニやスーパーが少ないこともあり、買い物はまとめ買いが基本になる場合があります。

ライフスタイル別のおすすめ

結局のところ、どちらが良いかは「あなたの生活スタイル次第」です。

ここでは、20代に多い暮らし方をイメージして、それぞれに合った立地を考えてみましょう。

• 仕事や遊びで夜遅くなることが多い人 → 駅チカ向き

　終業が遅くなったり、友人と飲みに行ったり、夜型の生活になりがちな人には駅チカが安心です。駅から近いと夜道を長く歩かずに済みますし、終電間際でもすぐ帰れるのでストレスが少なくなります。また、コンビニや24時間営業の店舗がそばにあるのも助かるポイント。時間に追われがちな生活をサポートしてくれるのが駅チカ物件の魅力です。

• 休日をゆっくり過ごしたい人・在宅ワーク中心の人 → 住宅街向き

　家にいる時間が長い人にとっては、静かで落ち着ける環境こそが大切。住宅街の物件は人通りが少なく、日中も落ち着いた雰囲気で過ごせます。リモートワークの人なら、仕事に集中しやすい環境はもちろん、オンライン会議の際にも騒音が気にならないのが大きな利点です。さらに休日も、自宅で料理や読書、映画鑑賞など「おうち時間」を満喫できるでしょう。

• コストを抑えたい人 → 駅徒歩10〜15分圏内の“ほどよい距離感”がおすすめ

　「駅チカほど便利じゃなくてもいいけど、駅から遠すぎるのは不便…」という人には、徒歩10〜15分圏内が狙い目です。駅から少し離れるだけで家賃が下がり、その分、広めの間取りや築年数の新しい物件が見つかることもあります。通勤時間をある程度受け入れつつ、生活費を賢くコントロールできるのが魅力です。毎月の家賃を節約できれば、その分を趣味や旅行に回すこともできますよ。

ライフスタイルによって「便利さを優先するのか」「落ち着きを優先するのか」「コストを優先するのか」が変わってきます。自分がどんな暮らしを理想とするのかをイメージすることが、後悔しない物件選びの第一歩です。