2022/03/12
給湯機が供給不足~給湯器の故障に気を付けよう!
◆給湯器の供給が不足している
現在、全国的に給湯器の供給が不足しています。
経済産業省の発表では、2021年12月の給湯器出荷数は約33万台となっており、過去10年間で最も低かったそうです。
これは、新型コロナウィルス感染症による工場稼働率の減少や、半導体などの部品供給不足が影響していることが理由と言われていますが、大手給湯器メーカーでも1~2割の減産が続いており、完全復旧の見通しは立っていないのが現状です。
現在、給湯器の発注から納品までに2~3ヶ月かかると言われており、最悪その間はお湯が使えない状況に陥ってしまう可能性があります。
◆給湯器に不調があったらすぐに連絡を
「お湯が出ない」「お湯の温度が安定しない」「給湯機から異音がする」など、少しでも給湯関係に異変を感じたら、早め早めに管理会社に連絡をしましょう。
原因にもよりますが、部品交換で済む場合もあります。部品交換で済めば、復旧までの時間もそこまでかからずに済みますし、交換となってしまうと納品までに時間がかかってしまうことから、少しでも異変を感じたら早めに連絡した方が良いでしょう。
また、リモコン付きの給湯器であればエラーコードが表示される場合もありますので、説明書で確認し、エラーコードを管理会社に伝えるようにしましょう。
◆給湯器は予防保全で交換するべき
上述のとおり、給湯器の交換となってしまった場合、納品までに時間がかかる状況です。
今のように極端な供給不足な状況というのは珍しいかもしれませんが、普段であっても、販売店に在庫があれば早々に交換対応が可能でしょうが、在庫がなければメーカーに発注という流れとなるため、即日復旧というのはできません。
給湯機の耐用年数はおおよそ10年と言われています。お湯が使えないというのはかなり不便であるため、給湯器は壊れていなかったとしても、定期的に交換すべき設備となります。
給湯機はオーナーさんの所有物なので勝手に交換するわけにはいきませんが、あまりに古い給湯器であったなら、交換をお願いするのも良いかもしれません。
◆まとめ
現在、給湯器の供給不足が続いております。
3月には安定化すると言われていましたが、中には夏ぐらいまで復旧しないとも言われています。
国もこの事態を重く見て、オリンピック村で使用していた給湯機を貸し出したりと動いてはいますが、根本的な解決にはなっていませんし、今しばらく復旧まで時間がかかってしまいそうです。
少しでも給湯機に異変を感じたら早めに管理会社に連絡し相談するようにしましょう。
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この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
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