2021/11/29
不動産登記って何?
◆不動産登記とは?
不動産登記とは土地や建物の所在や権利について、法務局で管理する登記簿という公の帳簿に記載することを言います。
公の帳簿に権利等を記載することで社会に対してその権利を証明する仕組みとなります。
不動産は高額かつ、移動させることが出来ないので、このような仕組みとなっています。
◆売買契約だけでは土地や建物の所有権を主張できない
不動産は登記しておかないとその他の第三者に対して所有権を主張できない仕組みになっています。
例えば、自分の購入し、売買契約を締結した土地に他人であるAさんが家を建築しはじめ、「この土地は私のもの」と主張した場合、その土地や建物を登記していなければAさんに対して所有権を主張できません。この時、もしAさんが登記を完了していた場合はAさんの所有が認められることになってしまいます。
土地や建物は売買契約だけでなく、登記まで済ませてはじめてその土地や建物を真に所有したと言えます。
◆登記記録には何がかかれているのだろう?
不動産登記記録(以前は登記簿と呼ばれていました)には上記の所有権の権利情報のほか何がかかれているのでしょうか。
画像出典:法務省ホームページ
上記が法相が作成した不動産登記情報の見本となります。以下、項目ごとに詳細をご説明いたします。
・表題部
土地や建物の所在地や面積、地目や構造など概要が記載されています。
・権利部(甲区) 所有権に関する事項
所有者が誰なのかの情報が記載されます。
所有者が変わっている場合は、最初の所有者からから現在の所有者まで全て記載されます。
最初に所有権を登記するのが所有権保存登記、その後、売買や相続などの理由で所有者が変わる場合は所有権移転登記がなされます。
・権利部(乙区) 所有権以外の権利に関する事項
所有権以外の権利に関する事項が記載されますが、土地や建物を担保としてお金を借り入れている場合に多く設定される抵当権や根抵当権などの記載があります。抵当権や根抵当権を設定する際の登記を抵当権(根抵当権)設定登記、抵当権や根抵当権を抹消する際の登記を抵当権(根抵当権)抹消登記といいます。
この部分は賃貸借契約時の重要事項説明においても説明すべき部分となります。抵当権については以前に記事としておりますので以下のリンクをご参照ください。
◆まとめ
今回は不動産登記についてお話ししました。
特に不動産売買の際に必要な手続きとなりますが、賃貸の重要事項説明の際に説明する事項にもなっています。
また、登記制度は不動産以外にも商業登記や成年後見登記などいくつか種類があります。
アブレイズ・コーポレーション東京駅本店では、重要事項説明時に登記情報についても詳細をご説明するようにしております。
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この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
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