2021/09/27
礼金と敷金って何?どう違うの?
◆礼金・敷金って何?
賃貸物件の初期費用でよく見かける礼金と敷金。これには大きな違いがあります。それぞれの内容をご説明します。
・礼金
礼金とはその名のとおり、大家さんや貸主に対する「謝礼金」です。礼金は退去時に返金されません。
相場は賃料の1ヶ月分ですが、最近は敷金なしも物件も増えてきました。
・敷金
敷金とは賃料の滞納や借主の故意・過失によるお部屋の汚損・破損の修繕費用を担保するために預けるお金です。敷金は原則として退去時に返金されます。
ただし、上記のとおり滞納があれば滞納分の賃料、故意・過失でのお部屋の汚損や破損があればその修繕費用が差し引かれて返金されます。
また、東京都の物件ですと退去時の室内クリーニング代を借主負担とする特約を結ぶ契約がほとんどのため、クリーニング代も差し引かれます。
なお、上記費用が敷金を上回る際はその部分は実費で清算となります。
敷金の相場は賃料の1ヶ月分となっておりますが、時々敷金2ヶ月や敷金なしの物件もあります。
◆敷金が返ってこない場合もある!
上記で敷金は返金されるとご説明しましたが、物件によっては敷金が戻ってこない物件もあります。
「敷金償却」や「敷引」と記載のある物件がそれにあたります。例えば、「敷金1ヶ月・償却1ヶ月」や「敷金1ヶ月・敷引1ヶ月」と記載があると、敷金は返金されません。
最近ではあまり見ませんが、時々ありますので必ず確認してください。
◆ペット飼育の場合は敷金に注意!
最近はペットブームもあってペット飼育可の物件が増えてきました。ただ、ペットを飼育する場合は敷金が増えることが多いので注意が必要です。
ワンちゃんや猫ちゃんを飼育すると、お部屋に傷がついたり、臭いがついたりする機会が増えます。それらの修繕費用は全額借主負担となるため、それらを担保するために、「ペット飼育の場合は敷金を1ヶ月追加」といった内容となっていることが多いです。
また、中には「敷金1ヶ月追加・敷金1ヶ月償却」なんてパターンもあるので、ペットを飼育する方は必ず敷金を確認するようにしてください。
◆礼金なし・敷金なしのメリットとデメリット
礼金なしや敷金なしの物件は初期費用を抑えたい方にメリットとなります。特に退去時の返金がない礼金については大きなメリットです。
ただし、敷金に関しては、上記のとおり、賃料の滞納分や借主の故意・過失によるお部屋の汚損・破損の修繕費用、室内クリーニング代が差し引かれると説明させていただきましたが、敷金なしですと、それらの費用を退去時に実費で支払う必要があります。ですので、敷金なしの物件については退去時に持ち出しがあるんだということを覚えておく必要があります。
なお、敷金なしの物件の中にはクリーニング代を契約時に初期費用として支払う物件もありますので、敷金なしの物件の場合は必ず確認してください。
◆まとめ
退去時に返金のない礼金、退去時に返金のある敷金とそれぞれ性質は異なります。
特に敷金については退去時に重要となってくるので、よく内容を確認する方がよいでしょう。
アブレイズ・コーポレーション東京駅本店ではそのような部分についても詳しくご説明差し上げております。
また、礼金なしの物件も多くお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ご相談はLINEでも受け付けております!
この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
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