2022/09/19
台風対策のハナシ その②(停電対策編)
◆またまた台風が近づいてきています
大型で強い台風14号が日本列島を北上中です。九州地方を離れ、現在、中国地方を進んでいると言われています。
この台風は風が強く、中心気圧は975 hPa、最大瞬間風速は45 m/sと言われており、また、進行速度が時速15 km/hと遅いため、九州地方では大きな被害をもたらしていますので、注意が必要です。
現在、中国地方を進行中で、本日未明から明日にかけて東日本、北日本方面に進むことがそうていされています。
明日は3連休明けとなり、出勤や通学という方も多くいらっしゃるかと思いますが、気象情報をよく確認した方が良いでしょう。
なお、台風8号が接近した際に「台風対策のハナシ」という記事をアップしましたが、今回のような強風の台風ですと、電線に被害が発生したり停電が起こる可能性もあるので、本日は停電対策にフォーカスしてお話していきたいと思います。
なお、前回の「台風対策のハナシ」については以下のリンクよりご参照ください!
◆台風による停電被害
台風では当たり前ですが、強い風が吹き荒れます。
それにより電柱がなぎ倒されたり、飛来したものが送電線に衝突するなどして物理的に電気が送れなくなってしまうという理由から停電が発生します。
停電を復旧させるためには、まず、変電所に近いエリアから順番に電気を流し、停電原因のあるエリアを絞り込んでいき、問題のあるエリアに電力会社の社員が出動し、最終的には電柱を一本一本調査して異常のある場所を特定していくという非常に手間のかかる作業を行います。
そして、特定された箇所の設備の修理や接触物の除去を行い、ようやく停電が復旧となるため、復旧までには長い時間がかかってしまう場合もあります。
◆停電対策として
上述のとおり、台風の時は停電が発生する可能性が高まりますので、停電に対する備えをしておく必要があります。
具体的にはどんな対策をすればよいのか、以下でご説明していきたいと思います。
水の確保
停電対策としてまず必要なのが「水」の確保です。
停電時は給水ポンプが作動せず、各世帯の水が出なくなることがほとんどです。
(厳密には、給水方式によっては水が出る場合もあります)
水は生きていくうえで、必ず必要となりますので、ある程度備蓄しておくと良いでしょう。
電力・光の確保
停電となれば、当たり前ですが照明は点きませんし、コンセントから充電などもできません。
懐中電灯やランタン、モバイルバッテリーなどを用意しておくと良いでしょう。
特にスマートフォンのバッテリーが切れてしまうと連絡が取れなくなったり、情報の取得ができなくなってしまうので、モバイルバッテリーは大きな容量のものがあると安心です。
なお、モバイルバッテリーについては以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
情報の確保
停電となればテレビを見ることはできません。
スマートフォンはもちろんですが、台風の進路状況や避難情報を得るために電池式のラジオを用意しておくと良いでしょう。また、スマートフォンにワンセグ機能が付いていればスマートフォンからテレビが見れますし、ラジオアプリを入れておけば1分程度の遅延はありますが、ラジオも受信できます。
なお、スマートフォンの通信設備には非常電源が搭載されていて、停電となった場合も数時間は通信が可能とのことなので、停電が長く続くと言った場合は注意も必要かもしれません。
食料の確保
食料に関してはパンやお菓子など、できる限り調理をせずにそのまま食べれるものや、インスタントラーメンやレトルト食品など簡単に調理できるものを準備しておくようにしましょう。
また、ガスが使えればキッチンは使えますが、万が一に備えてカセットコンロも常備しておくと安心です。
なお、水が出ない場合が多いので、紙皿や紙コップ、割り箸など洗わなくても良いものを準備しておくとベストですね。
消耗品やトイレ対策も
そのほか、ウェットティッシュやトイレットペーパー、ティッシュと言った消耗品はあった方が良いでしょうし、お子様がいる場合は紙おむつなども多めに備蓄しておいた方が安心です。
また、停電しているとトイレも使えなくなってしまう可能性がありますので、非常用のトイレなどは用意しておいた方が良いでしょう。
キャッシュレス決済はできない
今の時代、スマートフォンひとつで様々な支払いが可能です。
SuicaやEdy、Pay Payなどなど様々なキャッシュレス決済サービスが展開されています。
キャッシュレス決済は便利ですし、私も活用させていただいているのですが、停電となってしまうと端末がストップしてしまいますので使用できません。
ですので、現金を手元に準備しておくようにしましょう。
◆事前にハザードマップの確認を!
各自治体では水害に関するハザードマップや土砂災害に関するを作成しています。
河川の近いエリアや海抜の引きエリアは台風の際、どうしても水害のリスクが高まります。
特に東京都の東側エリアの各区は海抜が低く、荒川などの河川も多いことから水害リスクは高めです。
また、自治体によっては土砂災害に関するハザードマップを作成している場合もあります。
自分の住んでいるエリアが水害発生時にどのぐらいのエリアがあるのか、また土砂災害のリスクがあるのか、また、避難先はどこなのかを事前に確認しておくと良いでしょう。
なお、水害ハザードマップについては以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
◆まとめ
本日は停電対策についてお話してまいりました。
停電に限らず災害に関しては予め対策しているかしていないかで、実際に災害が起きた際に大きな差が出ます。
「自分が被災することなんてない」と思わず、日頃から準備をしておくようにしましょう。
なお、水やレトルト食品など食料に関しては、予め一定量の食品を準備しておき、普段の食生活に取り入れながら、なくなったら買い足していくいう「ローリングストック」という方法をとると、消費期限切れなども避けながら防災対策が可能ですので、まずは始めてみてはいかがでしょう?
なお、アブレイズコーポレーション東京駅本店では以前にも防災対策などに関する記事を公開してきていますので、以下のリンクよりぜひご参照ください!
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この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
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