2022/09/03
【不動産豆知識㊴】津波災害警戒区域とは?
津波災害警戒区域とは
津波災害警戒区域とは、簡単に説明すると津波が起きた際に、被害に遭う可能性が高い地域と指します。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、これまでの想定をはるかに超える巨大な津波が発生し、甚大なヒガシが生じました。
そのため、東日本大震災の教訓を踏まえ、「災害には上限がない」こと、最大クラスの津波が発生した場合においても「なんとしても人命を守る」という考え方で対策を講ずることの重要性が共有されました。
このような中、津波による被害の防止・軽減の効果が高く、将来にわたっても安心して暮らすことのできる安全な地域づくりを、地域の実情等に応じて具体的に進める必要があると認識されるようになりました。
そして、平成23年12月、津波による災害からの国民の生命、身体及び財産の保護を図ることを目的として、津波防災地域づくり法が成立しました。(国土交通省HPより)
津波災害警戒区域に指定されている地域とは
現在(令和4年5月時点)20道府県が指定されており、市町村毎に指定されている区域と指定されていない区域に分かれています。
また、現在指定されていない地域でも今後指定されないというわけではありません。現に津波災害警戒区域の指定区域は広がっています。
東京都は現在指定されている区市町村はありません。ただし未指定の状況なだけで、今後指定される場合も考えられます。
高潮想定区域とは
津波災害警戒区域と併せて知っておくと良い「高潮想定区域」について。
高潮とは、台風などの強い低気圧が来襲すると、波が高くなると同時に海面の水位も上昇します。
東京都では、既往最大規模の台風(室戸台風級:910hPa)を想定して、浸水が想定される区域17区を高潮浸水想定区域図に指定しております。
指定されている17区
↓ ↓ ↓
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、北区、荒川区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区
エリア毎に想定される被害状況は異なりますので、詳細は東京都のHPをご覧ください!(東京都港湾局HP)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
天災はいつ起こるかの想定できません。
いざという時に自身が住んでいる地域はどういった区域なのか、災害時の避難場所はどこなのか等事前に調べておくことをおすすめします!
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この記事を書いたライター

アブレイズ編集部
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