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2021/11/14

水害ハザードマップを確認して水害に備えよう!



◆水害ハザードマップとは?

水害ハザードマップとは河川の氾濫や高潮が起きた時にその程度の危険性があるか、また、そのような時の避難場所がどこにあるのかを示したマップとなります。2020年8月以降、ご契約前の重要事項説明時に水防法の規定により市区町村の長が提供する図面(水害ハザードマップ)にて建物の所在地を説明をすることが義務付けられ、重要事項説明書にハザードマップが添付されるようになりました。


◆水害ハザードマップの内容

水害ハザードマップは作成している自治体によって内容は異なりますが、おおよそ以下のような内容で作成されています。

・洪水

荒川や多摩川、江戸川など各河川の氾濫による水害の際にどの程度の水害が想定されているかについてマップになっています。主に浸水の深さや浸水の継続時間について確認することが出来ます。


・雨水出水(内水)

大雨により下水の排水能力を上回ることにより水が溢れてしまうリスクについてマップ化されたものです。ゲリラ豪雨のような局地的な集中豪雨の際に起こる可能性があります。


・高潮

高潮とは台風や低気圧の影響で高波が発生し、海面の潮位が上昇する現象のことを言います(地震による津波とはまた異なるものです)。海面が高くなることで陸地に海水が入り込むリスクについてマップ化されています。


主に上記の3つをベースに作成されますが、特に水害リスクの高いエリアについては3種類とも作成されていることが多いです。


◆東京23区の水害ハザードマップは西高東低

東京23区で見てみると水害リスクは西高東低となっています。

東京都東部は大型河川が多く海抜が低いため、洪水や高潮による水害を受けるリスクが高くなっています。それに比べて東京西部は比較的海抜が高いため、河川沿いなどを別とすると比較的に水害リスクに強い傾向にあると言えます。


◆水害ハザードマップは各市区町村のホームページで確認が可能!

上記のような、水害ハザードマップは各市区町村のホームページで確認が可能です。

2019年に発生した台風19号では多くの水害をもたらしましたが、水害ハザードマップを確認し、日頃から避難場所や防災対策について準備しておくとよいでしょう。

例えば、アパート戸建てのような階数の低い建物で浸水が想定されているようであれば避難が必要となりますが、マンションの上階などでハザードマップの水位まで浸水が想定されていない場合であっても安心はできません。床上浸水が発生するということは、ライフラインが止まる可能性が高いです。在宅避難も想定して水や食料のほか防災備品は備えておきましょう。

また、水害ハザードマップは見直しがされることもありますので、常に最新の情報を確認するようにしましょう。

なお、以前に防災対策についても記載させていただいています。以下のリンクをご参照ください。


賃貸住宅でも防災対策!~まずは身近なものから備蓄しよう!


◆まとめ

水害ハザードマップは重要事項説明の際に詳細を説明させていただく事項とはなりますが、水害のみならず、日頃からの防災対策は大切となりますので、準備しておきましょう。


なお、アブレイズ・コーポレーション東京駅本店でも重要事項説明の際に実際のハザードマップをもとにどの程度の水害リスクがあるのかをご説明差し上げております。「どのような対策をすればよいの?」と言ったご質問もご対応差し上げますので、お気軽にご相談下さいませ。


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