でも、賃貸物件、特に集合住宅では大音量で音楽を聞いてしまうと近隣住戸にその音が伝わってしまい、近隣トラブルに発展する・・・なんていう可能性もあり、あまりおすすめできません。
賃貸借契約書には禁止事項に「大音量でテレビやステレオを流したり、楽器の演奏をすることを禁止する」と明記している物件も数多くあり、最悪の場合、賃貸借契約を解除されてしまうなんてこともあります。
中には防音室を備えたマンションなどもありますが、プロの楽器演奏者や音楽大学に通う学生さん向けの物件であり賃料が割高となるので、音楽を聞いて楽しむと言った理由でこのような物件を借りるのはコストパフォーマンスが良くありません。
◆大迫力で音楽を楽しみたいならヘッドホン
それでも大迫力で音楽を楽しみたいんだ!という方もいらっしゃるかと思います。
そんなあなたはスピーカーで楽しむのではなく、ヘッドホンで音楽を楽しむようにしましょう!
ヘッドホンであれば近隣に迷惑をかけることもなく音楽を楽しめますし、何より外の音を拾いにくいので音楽に没頭することができますよ。
◆有線方式と無線方式
ヘッドホンの種類のひとつとして、有線方式と無線方式があります。
有線方式とは昔ながらのイヤホンジャックにプラグを差し込んで使用するタイプで、その名の通り、コードを通じて音楽を再生するタイプのものを言います。
また、無線方式とはBluetoothやWi-fi、赤外線などを通じて、無線で音楽を再生するタイプで、最近はBluetoothのものが多く採用されています。
それぞれメリットとデメリットがあり、有線方式は音質が良いが、コードがあるため自由に移動することなどはできず、無線型はコードがないため自由に移動ができるが、音声圧縮技術を用いているため、有線方式に比べて音質が悪く、混信などによって音飛びや遅延が発生します。
ですので、音にコダワリがある方は有線方式を、ライトに楽しみたい方は無線方式を選択すると良いでしょう。
◆密閉型と開放型
ヘッドホンには音声信号を磁石の力で振動板を動かすことで空気を動かし、音声信号を実際の音に変換するドライバーユニットという部品が組み込まれています。
このドライバーユニットを支え、カバーしているハウジングという部品があるのですが、樹脂や木材により密閉したハウジングであるのが密閉型、メッシュなど開かれたハウジングであるのが開放型です。
密閉型は音漏れが少なく、周囲の音も入りにくいこと。電車や飛行機内など、ノイズが多い環境でも集中して音楽を楽しめますが、音がこもりやすく、高音が伸びにくいというデメリットもあります。また、最近ではノイズキャンセリングと言って外部の騒音を軽減させる機能がついているものもあります。
開放型は音の抜けがよく、クリアで自然なサウンドと伸びやかな高音が魅力的ですが、音漏れが大きく、外部の音が入り込みやすいことがデメリットとなります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、試し聞きしてチョイスすると良いでしょう。
◆まとめ
本日は賃貸物件で大迫力の音楽を楽しむためのヘッドホンについてお話してみました。
私自身もBluetoothのヘッドホンをパソコンとペアリングし、音楽や映画、ゲームなどを楽しんでいます。ライトに音楽などを楽しむならBluetoothのヘッドホンがおすすめです。
また、本格的に音楽を楽しみたいなら、有線方式のヘッドホンでDAC(ヘッドホンアンプ)などを介することで更に良い音質で音楽を楽しめるかと思います。
ただし、ヘッドホンは装着時間が長いと耳が痛くなったり、最悪、難聴になる恐れもありますので、使用時間はほどほどにしたほうが良いでしょう。