2021/10/22
賃貸住宅でも防災対策!~まずは身近なものから備蓄しよう!
◆地震はいつか起こる
今後30年間の間に首都直下型地震が起こる可能性が70%と言われています。
2011年の東日本大震災などは首都圏でも被害があり、記憶に新しい方もいらっしゃるかもしれません。
いつ何時起こるかわからない地震ですが、賃貸住宅に住んでいる場合でも何かしらの対策をしておくべきです。
◆首都直下型地震が起きたらどのぐらいの被害になるのだろう?
内閣府首都直下地震対策検討ワーキンググループの試算では死者が約23,000人、建物被害に伴う要救助者が約72,000人、建物の消失・倒壊が約610,000棟などと言われています。
また、当たり前ですが、都区部で約5割が断水、停電、電話の通信規制が1日以上継続するなど、ライフラインや交通も相当な被害を受けると試算されています。
◆何から準備すればよいのだろう?
全てを備蓄するのは正直難しいと思いますので、簡単なものから備蓄していくようにしましょう。
まずは水や食料の備蓄となると思いますが、最低でも3日分、できれば7日分の備蓄が望ましいと言われています。
最近では「ローリングストック」という方法が多く言われています。
これは、普段消費する食料品(レトルト食品や缶詰など)を多めに購入しておき、消費期限の古いものから使用し、使用したら足すという方法です。
これであれば、普段から考えすぎずに実践が可能です。
◆家具の転倒・ガラス破損に注意
地震が発生してまず最初にリスクとなるのが家具の転倒です。
例えば、阪神淡路大震災では死亡理由の多くが家屋の倒壊や家具等の転倒による圧死と言われています。
背の高い家具には転倒防止の器具を設置するなど少しでもリスクを少なくするように対策しましょう。
◆災害時は情報が重要
災害時は情報をいかに取得するかが重要となります。
停電している状況ではテレビも使用できず、スマートフォンも通信障害などが発生している場合は使用できない可能性もあります。
そのような際に役立つのが電池式のラジオと言われています。小さいものでよいので家にひとつ用意しておくとよいでしょう。
また、通信障害が発生していない場合であればスマートフォンも有効です。ただ、スマートフォンも電池に残量に限りがあるので、モバイルバッテリーなどを準備しておくとよいでしょう。
◆100円ショップを活用する
最近は100円ショップでも多くの防災グッズが販売されています。
乾電池はもちろんのこと、小型のランタンや懐中電灯、レインコートや携帯用のミニトイレ、ウォータータンク、アルミブランケットなどなどかなりの種類の防災グッズが手に入ります。
100円ショップであれば大きな費用もかからず準備が出来るので、少しずつそろえていくと良いでしょう。
どのようなものを揃えればよいか?については以下のリンクより東京防災のサイトを読んでみてください。
◆ハザードマップや避難場所を予め確認しておこう!
各市区町村のホームページで災害ハザードマップや避難場所などについての情報が手軽に取得できます。
一度災害が起こる前にどのぐらいの災害が想定されているか?避難場所はどこにあるのか?などの情報は確認しておきましょう。
また、実際に避難場所まで散歩がてら歩くなどそのルートや所要時間なども確認しておくとベストです。
◆まとめ
いつ何時起こるかわからないのが地震などの災害ですが、事前に準備しておくかしないかで、生存率は変わると言われています。
対岸の火事と思って何もしないのではなく、自分の身は自分で守るつもりで、少しずつできる範囲から準備しておくとよいでしょう。
なお、アブレイズ・コーポレーション東京駅本店ではハザードマップはもちろん、簡単にできる防災や防犯などの対策についてのご相談も受け付けております。
「このエリアのハザードマップはどうなっていますか?」なんていうご質問もお気軽にしていただければと思います。
ご相談はLINEでも受け付けております!
この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
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