2022/04/21
家賃を滞納するとどうなる?
◆家賃を滞納するとどうなるのか
賃貸物件に住む以上、必ず発生するのが毎月のお家賃です。
自動引き落としになっていたりクレジット決済になっていたり、振込みで支払ったり、お支払方法は色々とありますが、これを滞納してしまうとどうなってしまうのでしょうか。
本日は家賃を滞納についてお話していこうと思います。
家賃の支払い方法については以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
◆家賃を滞納すると遅延損害金が発生する
家賃を滞納すると、滞納した翌日から実際に支払った日までの間の期間分の遅延損害金が発生します。
賃貸物件では、年利で14.6パーセントとしている物件が多いのですが、これは消費者契約法という法律で14.6パーセントを超える部分の利率は無効とする定められているためですが、決して安い利率ではありませんね。
具体的にどのように計算をするのか以下で見ていきましょう。
例)賃料150,000円の物件で30日間滞納した場合の遅延損害金(利率14.6%)
賃料150,000円×遅延損害金利率14.6%×滞納日数30日間÷1年間365日=1,800円
◆連帯保証人がいる場合
最近はあまり多くないですが、連帯保証人をつけなければならない物件だった場合、家賃の滞納をしてしまうと連帯保証人にも請求が行ってしまいます。
連帯保証人は借主が家賃を支払わない場合、債務者(借主)に代わり家賃を支払わなければなりません。連帯保証人は例えば、「もう一度債務者(借主)に請求してくれ」などと言った主張もすることができません。
親や兄弟など親族を連帯保証人としていることが多いかと思いますが、迷惑をかけることになってしまいます。
◆保証会社に入っている場合
家賃保証会社に入っている場合、家賃を滞納すると保証会社が借主に代わり、貸主に対し賃料を立て替え払いします。
「保証会社が立て替えてくれるなら安心!」と思ったそこのあなた!
その考えは間違っています。保証会社は家賃滞納分を回収するプロの集団です。
後述しますが、強制退去などの法的手続きも意識した督促を行いますので、大家さんや管理会社の督促より厳しいものと理解しておきましょう。
また、一番注意してほしいのが滞納を繰り返したり、長期間滞納をすると、今後引っ越す際に保証会社の入居審査に通りにくくなってしまったり、クレジット会社系の保証会社であった場合は信用情報に悪影響を及ぼしたりすることがありますので注意が必要です。クレジットの信用情報に悪影響を及ぼすと、クレジットカードの作製などもできなくなってしまう可能性があります。
◆3か月以上滞納すると強制退去のリスクが高まる
3か月以上、家賃を滞納してしまうと強制退去のリスクが発生します。
強制的に退去をさせるために貸主は裁判所に強制退去の申立てを行わなければならないのですが、裁判所が強制退去の判決を出すか否かの判断基準となっているのが「3か月以上の滞納」となります。
3か月以上滞納をし、その間の督促をすべて無視し続け、滞納の理由も述べないという状況であったとすると、既に借主と貸主の間の信頼関係は壊れてしまっているとみなされてしまうからです。
そのため、3か月以上滞納をしてしまうと、強制退去などの法的手続きが開始される可能性が高まると覚えておきましょう。
◆理由があるときは早めに相談の連絡を
解雇など様々な理由で家賃を支払うのが厳しくなることもあるかと思います。
そういった場合は早めに管理会社に連絡をして相談をするようにしましょう。
その際、「○○の理由で家賃を支払えない」とだけ言うのではなく、理由とともに、今後の支払の計画についても相談するようにしてください。
今月の家賃の支払いが延びたとしても、その翌月にはまた家賃の支払いが来ます。
例えば分割払いであれば支払える、「〇月〇日になったら支払える」など具体的な支払計画を考えないと、結局支払えないということになってしまいます。
◆まとめ
現在、コロナ禍で収入が減ったり、仕事がなくなった方などもいらっしゃるかもしれません。
理由があって家賃の支払いが難しくなってしまった、また難しくなりそうという方は早め早めに管理会社に連絡をするようにしてください。
これは、家賃の支払いだけでなく、設備の不具合などが発生した場合もそうなのですが、管理会社とは常にコミュニケーションをとっておくと良いでしょう。
賃貸管理会社については以前に記事にしていますので、以下のURLよりご参照ください。
アブレイズ・コーポレーションでは賃貸に関する豆知識などについて記事にしています。何かわからないことなどがありましたらお気軽にご相談下さいませ。
東京で賃貸不動産をお探しなら仲介手数料半額・仲介手数料無料のアブレイズ・コーポレーション東京駅本店までお問い合わせください!
お問合せ・ご相談はLINEでも受け付けております!
この記事を書いたライター
アブレイズ編集部
アブレイズ・コーポレーション編集メンバーが不定期で更新します。不動産界隈の最新ニュース・物件更新情報・アブレイズ・コーポレーションからのお知らせやお部屋探しに役立つ情報をわかりやすく紹介します!