知っておこう!「土砂災害警戒区域」指定範囲は広がっている?!
「土砂災害警戒区域」という言葉を聞いたことありますでしょうか?
お部屋のご契約をされた際、受ける説明(重要事項説明)に「土砂災害警戒区域の区域内か否か」という記載があります。「ハザードマップ」は知っていて、調べたことはある方は多いのではないでしょうか?以外と見落とされているのが「土砂災害警戒区域」です。
今回は「土砂災害警戒区域」について説明をさせていただきます。
◎土砂災害警戒区域とは?(東京都建設局HPより)
土砂災害警戒区域(通称:イエローゾーン)
土砂災害が発生した場合に、住民の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、土砂災害を防止するために警戒避難体制を特に整備すべき土地の区域
土石流
土石流の発生のおそれのある渓流において、扇頂部から下流で勾配が2度以上の区域
地すべり
イ 地すべり区域
ロ 地すべり区域下端から、地すべり地塊の長さに相当する距離(250mを越える場合は250m)の範囲内の区域
急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)
イ 傾斜度が30度以上で高さが5m以上の区域
ロ 急傾斜地の上端から水平距離が10m以内の区域
ハ 急傾斜地の下端から急傾斜地の高さの2倍(50mを超える場合は50m)以内の区域
土砂災害特別警戒区域(通称:レッドゾーン)
土砂災害が発生した場合に、建築物の損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域
(土石等の移動等により建築物に作用する力の大きさが、通常の建築物が土石等の移動に対して住民の生命または身体に著しい危害を生ずるおそれのある損壊を生ずることなく耐えることのできる力の大きさを上回る区域)
(東京都建設局HPより)
◎なぜ「土砂災害警戒区域」を知っておく必要があるか?
もちろん、危険を避けるためですが、ご自身の住んでいる場所は指定されていないから安心!と思うのは危険です。例えば近くに「土砂災害警戒区域」場所があると、その場所からの被害も想定されます。「住んでいる場所から駅までの間しか通ったことがない」という場合、駅とは逆方向に丘があって「土砂災害警戒区域」に指定されている可能性が考えられます。一度確認する事をお勧めいたします。
◎土砂災害警戒区域の区域は広がっている?!
以前、重要事項説明を受けたときに指定されていなかったから、大丈夫!と安心するのは早計です。土砂災害警戒区域は広がっています。以前、近くに指定されていなかったからと言って、現在も指定されていないわけではありません。最新の情報を確認する事をお勧めいたします。
東京都の最新の「土砂災害警戒区域」は→ https://www2.sabomap.jp/tokyo/
◎まとめ
いかがでしたでしょうか?ハザードマップと合わせて、「土砂災害警戒区域」も確認する事をお勧めいたします。災害はいつ起こるか分からないので、転ばぬ先の杖でこの機会に調べてみてはいかがでしょうか?
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事を書いたライター

アブレイズ編集部
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